国際女性デー

３月８日が何の日か知っていますか？

恥ずかしながら私はチリに来るまで知らなかった。
３月８日は"国際女性デー"で、女性が政治・社会において平等に参加出来る様に呼びかける日だ。別名ミモザの日とも言われ、世界では女性に花束を贈るのが風習とされている。

起源は1904年のニューヨーク。女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起き、これを受けてドイツの社会主義者が『女性の政治的自由と平等のためにたたかう』記念の日とするよう提唱した。

何も知らなかった私は朝、ホストファザーとブラザーに “happy mujer día!!”(なぜか英語交じり)と言われて最初は何が何だか分からなかった。しかし “hoy, que día? No lo sé!”と聞き返すと驚いた表情で説明してくれた。日頃の感謝を伝えて女性を大切にする１日だ、と。

学校に着いて1時間目が始まると、先生が女性を大切に…といったメッセージ性のある動画を見せた。(その後も色々話していたが理解できず…)
先生の説明が終わるとクラスの男子全員が教室から出て行き、しばらくすると赤い風船を持って帰ってきた。女子の机に来て風船を渡し、頰にキスをする。
ただ３月８日だからやっている、という感じがせず本当に女性を大切にしている国なんだなと改めて感じた。

私はこの素晴らしいイベントが日本でも盛んに行われてほしいと心から思う。
ただ女性を大切に、というだけではなくて互いを尊重することの大切さを学ぶことができる。
日本でもこのような教育を行う事が今日の日本における女性の地位の低さへの将来的な打開策になるのではないか。

私はこの日を通し、ただ女性の立場が向上するだけではダメだ、互いに理解し互いを尊重し互いを認め合う。そんな世の中にしていくことが個人の尊重、ゆくゆくは女性の地位向上に繋がるのでは？と考えた。
そしてこの素晴らしいイベントが日本でも盛んに行われるようになることを心から願う。